1.目的

 地盤を構成している土質は構造物の基礎地盤としての役割があり、それ自体を土木構造物の建設材料として用いることも多い材料です。土質は土粒子と間隙部分で構成され、同じ土質でも間隙の量や間隙中の水の作用によって強度や変形のしやすさが変わるなど、力学的に扱いが難しいところがあります。土質を対象とした土木工事では、このような土質の特性を十分に理解して適切に扱うことが重要です。
本講座では,まずは土質の基本的性質,透水,圧密、せん断特性といった土質工学の基本について学習します。次いで、土圧、支持力、斜面安定、液状化といった土質工学の応用分野について学習します。

2.受講対象者  一級土木施工管理技士及び二級土木施工管理技士

3.研修プログラム

講座はA~Eの5講義。1時間で1ユニット数とし、合計5ユニットを開講します。

記号 講義名 時  間 内     容
A 土の基本的性質 1
13:00-13:50
土の構造、土質材料の分類、締固め
B 土中の水の流れ 1
14:00-14:50
ダルシーの法則、透水試験、クイックサンド
C 圧密と沈下現象 1
15:00-15:50
圧密現象の理論、盛土建設による圧密沈下 圧密に関する土質定数
D せん断特性と液状化 1
16:00-16:50
土のせん断強度、室内土質試験、破壊規準 液状化のメカニズムと液状化対策工
E 地盤の安定問題 1
17:00-17:50
土圧理論、浅い基礎・深い基礎の支持力公式、斜面安定解析
  合計 5  


4.講師
   舞鶴工業高等専門学校 教授 博士(工学) 加登文学氏

5.実施日  2018年 9月8日(土曜日) 13:00~18:00

6.会場   京都府舞鶴自動車学校 講堂(京都府舞鶴市字上安688)

7.学習プラグラム番号  480437

8.本人確認・受講証明書
    本人確認のためCPDS技術者証等をご持参ください。講習会終了後、受講証明書を発行します(学習履歴の申請は受講者が行ってください)。

9.主催者
  水嶋CG安全衛生協力会

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